持続可能な未来をつくる「ラムサール条約」とは? 福島・猪苗代湖の登録から考える【第1回】
2026-05-25

2025年7月15日に福島県の猪苗代湖が、ラムサール条約に登録されました。
みらいワークとしても福島県の自然環境について協力できることはないかと考えていました!!
そこで今回はラムサール条約について簡単に解説します。
ラムサール条約とは
湿地を守り、未来の環境を守る国際条約
ラムサール条約の概要
ラムサール条約(正式名称:「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」)は、
湿地の保全と賢明な利用(ワイズユース)を国際的に進めるための環境保護条約です。
1971年にイランのラムサール市で採択されたことから、この名称で呼ばれています。
湿地とは、湖沼・河川・干潟・水田・マングローブ林など、水と生き物が豊かに関わる場所のこと。
これらは生物多様性の宝庫であり、洪水緩和、水質浄化、気候変動対策など、私たちの生活を支える重要な役割を担っています。
ラムサール条約の目的
条約の目的は大きく3つです。
① 国際的に重要な湿地の登録と保全
各国が重要湿地を「ラムサール条約湿地」として登録し、保全を進めます。
② 湿地の“賢明な利用(ワイズユース)”の推進
保護だけでなく、地域社会と共存しながら持続可能に利用することを重視しています。
③ 国際協力の促進
渡り鳥の保護や水環境の改善など、国境を越えた環境課題に協力して取り組みます。
日本におけるラムサール条約
日本は1980年に加盟し、現在では50か所以上の湿地が登録されています。
代表的な湿地には以下があります。
- 釧路湿原(北海道)
- 琵琶湖(滋賀県)
- 藤前干潟(愛知県)
- 伊豆沼・内沼(宮城県)
- 尾瀬・猪苗代湖(福島・群馬・新潟)
これらの湿地は、希少生物の生息地であるだけでなく、地域文化や産業とも深く結びついています。
実は福島県には2か所登録されています!!
まとめると?
ラムサール条約は、湿地を守り、自然と人が共に生きる未来をつくるための国際的な枠組みです。
湿地の保全は、私たちの暮らしを支える水・生き物・地域文化を守ることにもつながります。
「みらいワーク」も持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
よくある質問
Q1. ラムサール条約とは何ですか?
A. 湿地を守るための国際条約です。
正式名称は「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」。
湿地の保全と、自然と共生しながら賢く利用する“ワイズユース”を世界で進めるための枠組みです。
Q2. なぜ湿地を守る必要があるのですか?
A. 湿地は、私たちの生活を支える重要な自然環境だからです。
湿地は以下のような役割を持っています。
- 水質浄化
- 洪水の緩和
- 生物多様性の保全
- CO₂吸収による気候変動の緩和
- 地域文化・産業の基盤
湿地が失われると、自然環境だけでなく人間社会にも大きな影響が出ます。
Q3. ラムサール条約湿地とは何ですか?
A. 各国が「国際的に重要」と認めて登録した湿地のことです。
登録された湿地は、保全や管理が国際的に求められます。
Q4. 日本にはどれくらいラムサール条約湿地がありますか?
A. 現在、日本には50か所以上の湿地が登録されています。
代表例
- 釧路湿原(北海道)
- 琵琶湖(滋賀県)
- 藤前干潟(愛知県)
- 尾瀬・猪苗代湖(福島県ほか)
- 伊豆沼・内沼(宮城県)
Q5. ラムサール条約は何を目的にしていますか?
A. 主に3つの目的があります。
- 国際的に重要な湿地の登録と保全
- 湿地の“賢明な利用(ワイズユース)”の推進
- 湿地保全に関する国際協力の促進
Q6. ラムサール条約は企業とも関係がありますか?
A. はい
企業の環境配慮型の取り組みと深く関係しています。
例えば、
- CO₂排出削減
- 持続可能な資源利用
- 生物多様性への配慮
- 地域環境との共生
これらは湿地保全の理念と共通しています。
Q7. ラムサール条約は一般の人に関係ありますか?
A. もちろんあります。
湿地は私たちの生活に直結する自然資源です。
守ることで、
- 安全な水
- 豊かな生態系
- 美しい景観
- 地域文化の継承
など、多くの恩恵を未来に残すことができます。
Q8. ラムサール条約に加盟している国はどれくらいありますか?
A. 世界で170以上の国と地域が加盟しています。
湿地保全は、国境を越えた国際的な取り組みです。
Q9. 私たちができることはありますか?
A. 小さな行動でも湿地保全につながります。
- ゴミのポイ捨てをしない
- 水を大切に使う
- 環境配慮型製品を選ぶ
- 地域の自然に関心を持つ
一人ひとりの行動が、湿地の未来を守ります。
次回!!
みらいワークはどのような視点で貢献できるのか?

