会津短期大学の大学生が工場見学へ|アスパラガス由来のバイオマスプラスチックが形になるまで
2026-02-03
講義がきっかけで始まった
「アスパラガス×バイオマスプラスチック」
この取り組みの出発点は、昨年11月に会津短期大学で行われた3社合同の講義でした。
その際、学生からこんな相談が寄せられました。
「学校の実習で使用したアスパラガスの残渣(ざんさ=残りかすのこと)を、バイオマスプラスチックの原料として活用できないか?」
学生たちは、実習後に残る廃棄物を有効活用できないかと考え、企業との連携を模索していました。
福島県内の企業として協力できることは非常に意義深く、当社としても前向きに取り組むこととなりました。
原料づくりから成形までを学生が見学。
雪の中、山を越えて来社した大学生の意気込み
今回の工場見学では、単なる見学にとどまらず、素材づくりから製品成形までの工程を学生が実際に学ぶ流れとなりました。
まず、浜通りにあるトラスト企画様にて、アスパラガス由来の材料を樹脂に加工する工程を見学。そしてその材料を用いて、福島三洋プラスチック工業で成形加工を行いました。
材料の生産から加工までを一貫して見る機会は、業界関係者でもなかなか得られない貴重な体験です。
1月の福島県は雪や道路凍結もある厳しい季節です。
会津から当社へ来るには山を越える必要があり、学生たちは「滑りそうな場所もあった」と話していました。それでも工場まで足を運んでくれた学生の熱意に、企業としても応えたいという気持ちが強まりました。
実際に現場で匂いや熱を感じながらものづくりに触れてもらうことは、リアルな学びにつながります。
学生ならではのアイデアの種
実は当日、別件でテレビ取材も入っており、時間が重なってしまう場面もありました。
しかしその取材テーマも特徴的な原料を使ったバイオマスプラスチックであったため、学生たちからは、「こんな使い方ができるのでは?」といった新しい意見やアイデアも生まれ、結果的に良い交流の時間となりました。
異分野の視点を取り入れることで、ものづくりの可能性が広がることを改めて感じました。
アスパラガス由来バイオマスプラスチック製品の生産に成功
今回の取り組みを通じて、無事にアスパラガスを用いたバイオマスプラスチックで製品を生産することができました。
学生のアイデアが実際に形になったことは、大学と企業双方にとって大きな成果です。
学生と一緒に次のステップへ。
福島県内にも協力できる企業があることを伝えたい
このプロジェクトは「製品ができて終わり」ではありません。
今後はこの製品に加飾を施し、デザイン面でも学生が考案を進める予定です。
当社も引き続きお手伝いし、完成のタイミングで改めてご紹介できればと考えています。
サンプラでは今後も積極的に工場見学を受け入れ、バイオマスプラスチックの普及と認知向上に取り組んでまいります。






