【工場見学レポート】理科の先生たちがサンプラへ!「赤べこ」が繋いだバイオマスプラスチックの縁
2026-01-19

福島三洋プラスチック工業(サンプラ)の総務部です。
2025年12月24日、クリスマスイブのこの日、サンプラには少し特別な来客がありました。 福島県高等学校教育研修会(理科部会県南支部)に所属する、県内の高校の理科の先生方6名が、工場見学にいらっしゃいました。
普段、私たちがお受けする見学は、お取引先様による監査や視察がほとんど。今回のような「教育関係者」、しかも「理科の専門家」をお迎えするのは、私たちにとっても初めての挑戦でした。
今回は、そのきっかけとなったエピソードや、手探りで作り上げた見学プログラムの様子をレポートします。
工場見学のきっかけは「あかべこ」でした
今回の工場見学のきっかけは、当社ホームページからお問い合わせをいただいたことでした。
以前、ビッグパレットふくしまで開催された「産業博」にサンプラが出展した際、多くの方に楽しんでいただいた「あかべこ絵付け体験」。実は、そこで使用していた赤べこが「バイオマスプラスチック」でできていることに、先生方が注目してくださったのです。
「県南地域に、バイオマス素材を扱っている面白い企業がある」
そう興味を持っていただき、当社のWebサイトを通じて「射出成形の現場を見せてほしい」とお問い合わせをいただいたのが全ての始まりでした。私たちにとっても、イベントでの小さな種まきが、こうした形で実を結んだことは大きな喜びでした。
「営業」ではなく「学びの場」をつくるという挑戦
実は当社にとって、一般の方を対象とした工場見学は初めての試みでした。
これまで工場見学といえば、取引先様向けが中心で、品質管理や生産体制を説明する、いわば「営業」が目的です。
しかし今回はまったく異なります。
相手は理科の専門家である高校教諭の先生方。目的は「売り込むこと」ではなく、楽しみながら学んでいただくことでした。
プログラム作成を担当した私が社長に相談した際、「専門家である先生方を、本当に満足させられるのか?」と問われました。
確かにその通りです。そこで私たちは、従来のコースをそのまま使うのではなく、「体感・学び・発見」をテーマにした、新しい見学プログラムをゼロから構築することにしました。
マシントラブル発生!その時現場は…
迎えた当日。バイオマスプラスチックを用いた製品の成形実演を行っていた最中、予期せぬハプニングが起きました。 成形機にマシントラブルが発生し、実演がストップしてしまったのです。
製造部長と品質管理課長が迅速にトラブル対応にあたっている間、急遽予定を変更し、先生方には別の機械を見ていただくことにしました。 結果として、成形直後の金型から発せられる熱気や匂いなど、予定にはなかった「リアルな工場の空気」を肌で感じていただくことができました。
「金型ってこんなに熱いんですね!」
そんな驚きの声と共に、トラブルすらも一つの「体感」に変え、復旧後は無事に実演を再開。トラブルが起きても即座に対処し、生産を止めない当社の対応力をご覧いただく、良い機会にもなりました。
「見るだけ」から「未来へつなぐ」見学へ
見学を終えた先生方からは、「知識としては知っていた射出成形やバイオマスプラスチックを、実際に見ることができて楽しかった」という嬉しいお声をいただきました。
何も知らない方に専門的な技術を説明する難しさを感じた一方で、今回の経験は私たちにも貴重な経験となりました。
- バイオマスプラスチックに取り組む企業が身近にあること
- モノづくりの現場の熱気と面白さ
これらを伝えるプログラムの基礎ができたことで、今後は学生の皆さんの見学受け入れも積極的に行っていきたいと考えています。
「サンプラに行けば、新しい発見がある」
そう思っていただけるよう、これからも地域社会や教育機関との連携を深め、情報発信を続けてまいります。





