【出店レポート】真冬のマルシェでワークショップ実施!そして「べこぷら=サンプラ」定着へ
2025-11-28

2025年11月23日、白河青年会議所が主催する「あそびとまなび〜わくわくマルシェ〜」(白河市五箇中学校体育館)に出店しました。
当社が各地で続けてきた「べこぷら」のワークショップの取り組みが、地域の広報誌「すかっと」の編集長さまの目に留まり、県南地区での初出店が実現しました。
今回は、寒さという想定外の課題と、私たちが目指す「あかべこ=サンプラ」への取り組みをレポートします。(担当:営業部 丸本、総務部 穴沢)
1. 「あかべこ」デコレーションは今が勝負の時
狙いは「あかべこ=サンプラ」の早期定着
各地での出店経験を経て、私たちは今、べこぷらを通じたブランドイメージの定着を最優先課題としています。
本来の目標は「バイオマスプラスチック=サンプラ」ですが、まずは「あかべこのデコレーション=べこぷら=サンプラ」というイメージを、福島の県南地区でいち早く、かつ強固に定着させたいと考えています。
イメージ定着に向けた危機感
実は、この「あかべこに自由にデコレーションする」という取り組みを、他の企業でも始めているという情報が入ってきています。
これは、私たちの取り組みに魅力がある証拠であると同時に、競合が増える予感であり、今がまさに勝負の時でありチャンスであることを示しています。
2. 寒さとの戦い!真冬の体育館で起きたハプニング
マーキングし放題のサービスは好評
今回のワークショップも、お子さんたちに大好評でした。
特に、家ではなかなか難しい「マーカー使い放題・デコレーションシール貼り放題」のサービスは、親御さんからも「思いっきり遊ばせられる」と嬉しい声をいただきました。予想15名に対し、20名ほどの子供たちに楽しんでもらうことができました。
最も大きな問題は「気温1℃」
しかし、季節は晩秋。廃校になった中学校の体育館での開催は、予期せぬ困難をもたらしました。当日の朝の気温は1℃。体育館内も非常に寒く、これがマーカーの乾きが悪いという問題に直結しました。
他のワークショップさんも乾燥に苦労されており、私たちは急遽ハンディファンで対応しましたが、ドライヤーのような強力な乾燥機は電源の問題で難しく、今後の冬季出店に向けては、何らかの乾燥代用品を模索する必要性を痛感しました。
また、隣のブースが華やかなデザイン系のワークショップだと、乾燥を待つ間に子供たちの関心が移ってしまうという課題も見えました。ブースの構え方の工夫も、今後の課題ですね。
3. 子供の興味を「大人の気づき」に変える
楽しさと環境意識のバランス
出店を通じて、「子供たちが楽しく塗っている姿を見るのが本当に楽しい」という、私たちスタッフ自身の純粋な喜びを感じています。
しかし、同時に「楽しんでもらうこと」に重点を置きすぎると、ワークショップの核である「バイオマスプラスチックの存在感」が薄れてしまうというジレンマもあります。楽しんでいるお子さんに、真面目な環境の話をすると、どうしても水を差してしまうからです。
確信した教訓:家族皆さんに楽しんでもらう流れづくり
この経験から、私たちは以下の流れが最も有効であることを再認識しました。
- お子さんの興味を惹く: あかべこというキャッチーなモチーフと「使い放題」の楽しさで、まずお子さんが足を止める。
- 大人の方への普及活動: お子さんが夢中になっている時間で、「この素材はバイオマスプラスチックで環境に優しいんですよ」と、親御さんに説明する。
これは、子育て世代が今後企業の中核を担うことを想定した上で、サンプラの事業の幅を知ってもらえる機会だと捉えています。
4. 「あのワークショップ」ではなく「サンプラのワークショップ」と呼ばれるために
マルシェの主催者の方から、「別のマルシェで、『あのあかべこのワークショップは居ないの?』と楽しみにされている方がいた」と聞き、とても嬉しくなりました。
しかし、私たちの目標は、「あの」ではなく、「サンプラのべこぷらワークショップは居ないの?」と指名されることです。
私たちはこのあかべこを通じて、サンプラの技術力と環境への取り組みを、県南の子育て世代の皆さまに確実に届けてまいります。



